まちむら図鑑
山陰海岸ジオパーク(浦富海岸)
山陰海岸ジオパークとは
山陰海岸ジオパークは、平成22年10月4日、ギリシャ・レスヴォス島で開催された会議で、「世界ジオパークネットワーク」に加盟が認定されました。
そのエリアは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがっており、山陰海岸国立公園を中心に、京都府の経ヶ岬から鳥取県の白兎海岸にかけての東西約110km、南北最大30kmに及びます。
エリア内には、日本海形成から現在に至る様々な地形や地質が存在し、それらを背景とした生き物や人々の暮らし、文化・歴史に触れることができる地域となっています。
浦富海岸の特徴
岩美町は、この世界ジオパークの一部でもある浦富海岸を有しています。日本海に面する東西およそ15キロメートルのリアス式海岸を総称して『浦富海岸』と呼んでおり、「山陰海岸国立公園」に指定されています。
浦富海岸では、永年、日本海の荒波と風雪によって浸食された断崖絶壁、洞門、洞窟、奇岩の中に、白砂青松の渚を見ることができます。
海域公園に指定されている海は、透明度が高く、暖流に乗ってきた亜熱帯魚も見られ、海水浴と併せてシュノーケルやシーカヤックなどのマリンスポーツが盛んです。
浦富海岸周辺では、キッズトライアスロン大会、ウォーキング大会、マラソン大会などのスポーツイベントや、浦富海岸ジオエリア学習会、浦富海岸ジオツアーなどを通して、豊かな自然を満喫していただけるようなイベントが企画されています。
岩美町では浦富海岸を含む山陰海岸の世界ジオパークネットワーク加盟を受け、この貴重な自然遺産を守り、また、より多くの人に触れていただけるよう取り組みが進められています。